2014年11月11日火曜日

安倍晋三総理とジャーナリスト、他メディア関係者とのお食事

2014年4月1日 消費税が上がったまさにその日に、四谷居酒屋のアケボノヤで首相と首相番記者と酒盛りでした。ほとんどのメディアは消費税を上げることに賛成だったので、「祝杯」を挙げたのだろうか?税金がどのように使われているかをチェックするのが、ジャーナリズムの仕事ではないか。

安倍氏は、2012年12月26日に総理大臣就任以来、下記のメディア関係者等と食事をしている。


2013年1月7日
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社会長


1月8日
産経新聞 清原武彦会長、熊坂隆光社長


1月10日
田崎史郎 時事通信解説委員ら報道関係者
赤坂日本料理店「陽羅野家」

2月7日
木村伊量 朝日新聞社社長


2月15日
共同通信社 石川聡社長


3月8日
喜多恒雄 日本経済新聞社長


3月13日
報道関係者


3月15日
日枝久 フジテレビ会長


3月22日
早河洋 テレビ朝日社長、見城徹 幻冬舎社長
首相公邸


3月24日
金美齢 評論家


3月25日
首相番記者
赤坂の中国料理店 赤坂飯店


3月28日
朝比奈豊 毎日新聞社社長


4月4日
田崎史郎 時事通信解説委員、曽我豪 朝日新聞政治部長ら報道関係者

 「中華料理は好きか」という質問に安倍首相は「好きです。日中友好だね」
(時事通信より)


4月5日
大久保好男 日本テレビ社長


5月7日
西沢豊 時事通信社社長、田崎史郎 時事通信社解説委員



5月8日
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社会長、大久保好男 日本テレビ社長
首相公邸


5月10日
みのもんた
首相公邸


5月14日
小出宣昭 中日新聞社社長


5月15日
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社会長


6月12日
新聞、通信社の論説委員


6月20日
河北新報社 一力雅彦社長、福井新聞社 吉田真士社長、信濃毎日新聞社 小坂壮太郎社長、静岡新聞社 大石剛社長、京都新聞社 白石方一会長兼社長


6月25日
櫻井よしこ
首相公邸


7月1日
読売新聞東京本社 飯塚恵子論説委員


7月22日
時事通信 加藤清隆・解説委員、ジャーナリスト・後藤謙次


7月24日
報道関係者
赤坂エクセルホテル東急 赤坂ジパング


8月2日
花田紀凱 月刊誌WiLL編集長
首相公邸


8月6日
ホテルニューオータニガーデンタワーの個室で作家の百田尚樹と対談
月刊誌WiLLの花田紀凱 編集長同席


8月16日
富士河口湖町ゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」
日枝久 フジテレビ会長


16日晩
別荘にて バーベキュー
日枝久 フジテレビ会長


8月18日
山梨県鳴沢村・鳴沢ゴルフ倶楽部
杉田亮毅 前日本経済新聞社会長


18日 晩
日枝久フジテレビ会長


8月22日
福山正喜 共同通信社社長ら報道関係者


9月10日
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社会長



 9月12日
内閣記者会加盟報道各社のキャップ
赤坂中国料理店 赤坂飯店


10月17日
元担当記者
赤坂エクセルホテル東急着。同ホテル内のレストラン「赤坂ジパング」


11月13日
見城徹 幻冬舎社長、石井直 電通社長、政治ジャーナリスト・末延吉正
首相公邸


12月2日
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社会長


12月16日
田崎史郎 時事通信解説委員、島田敏男 NHK解説委員
山王パークタワー 中国料理店 溜池山王 聘珍樓


12月19日
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社会長



12月20日
産経新聞社 清原武彦会長、熊坂隆光社長



12月26日
報道各社政治部長


2014年
1月17日
読売新聞東京本社ビル「ビューラウンジ」
同新聞グループ本社 渡辺恒雄会長、白石興二郎社長


1月29日
日枝久 フジテレビ会長
雷門 鳥料理店「鷹匠寿」


2月3日
朝比奈豊 毎日新聞社社長


2月18日
海老沢勝二元NHK会長、清原武彦 産経新聞社会長、芹川洋一 日本経済新聞社論説委員長、北村正任 毎日新聞社名誉顧問


2月21日
元担当記者


3月27日
福山正喜 共同通信社社長


4月1日
首相番記者


4月2日
報道各社政治部長経験者


4月13日
山梨県富士河口湖町ゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」
日枝久フジテレビ会長らとゴルフ


4月17日
越宗孝昌山陽新聞社長、山本治朗中国新聞社主兼会長、山根常正山陰中央新報会長、川崎隆生 西日本新聞社長、長野健大分合同新聞社長、伊豆英一熊本日日新聞社長と会食。


5月13日
大久保好男日本テレビ社長
東京・二番町の日本テレビ麹町ビル 迎賓施設「あづまや」


5月15日
田崎史郎時事通信解説委員、島田敏男NHK解説委員ら報道関係
東京・西新橋のすし店「しまだ鮨」


6月13日
昼食 官邸
渡辺恒雄 読売新聞グループ本社会長と会食


6月18日
時事通信社・西沢豊社長、田崎史郎解説委員、渡辺祐司社長室長
東京・銀座の鉄板焼き店「銀座うかい亭」


6月20日
福山正喜共同通信社社長ら報道関係者


7月4日
テレビ朝日の早河洋会長兼最高経営責任者(CEO)、吉田慎一社長、見城徹幻冬舎社長と会食
首相公邸



7月19日
井上貴博自民党衆院議員、村岡嗣政山口県知事、熊坂隆光産経新聞社社長
下関市焼き肉店「焼肉やすもり下関グリーンモール本店」  


8月11日
時事通信・加藤清隆解説委員、ジャーナリスト・末延吉正らと会食
東京・四谷 焼き肉店「龍月園」


8月17日
日枝久フジテレビ会長


8月19日
山梨県河口湖町ゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」にて、昭恵夫人、日枝久フジテレビ会長、本田悦朗内閣官房参与、田中一穂財務省主計局長とゴルフ。


19日晩
山梨県鳴沢村の笹川陽平日本財団会長の別荘にて、森喜朗元首相、茂木敏充経済産業相、西村康稔内閣府副大臣、岸信夫外務副大臣、加藤勝信官房副長官、萩生田光一自民党総裁特別補佐、山本有二同党衆院議員、笹川会長、日枝久フジテレビ会長と食事


8月20日
午前7時半頃から、富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」にて、森喜朗元首相、茂木敏充経済産業相、岸信夫外務副大臣、加藤勝信官房副長官、萩生田光一自民党総裁特別補佐、山本有二同党衆院議員、日枝久フジテレビ会長、笹川陽平日本財団会長とゴルフ開始も、広島土砂災害対応のため、午前9時すぎに同所発


10月10日
内閣記者会加盟報道各社のキャップ
東京・赤坂の中国料理店「赤坂飯店」

10月27日
東京・東麻布の中国料理店「富麗華」にて、女性記者らと会食


10月31日
福山正喜共同通信社社長ら報道関係者
東京・赤坂 アークヒルズクラブ

12月16日


田崎史郎時事通信解説委員、島田敏男NHK解説委員ら報道関係者(朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、日本テレビ解説・編集委員)


東京・西新橋 しまだ鮨



(敬称略)
(ソース・時事通信社、朝日新聞等)

 

2014年7月17日木曜日

友人 メアリーをVOA(ボイス・オブ・アメリカ)が報道

ニューヨークタイムズやワシントンポストのフォトグラファーである友人のメアリーをVOAが報道していた。
メアリーは過去にピューリッツア賞ファイナリストにもなっている。原発事故前、福島県の浪江まで一緒に取材にも行った。



2014年4月10日木曜日

松山で


NHK問題、CMに登場する鳥越と蟹瀬


2005年2月4日(金)ワシントン・タイムスに掲載された記事(Credibility Crisis)の訳(一部省略)

東京 ――― 相次ぐスキャンダルで揺らいでいた、日本の公共放送NHKの最高責任者が先週「責任を取る」と辞任した。

プロデューサーが番組制作費を着服した問題などで深刻な打撃を受け、第2次世界大戦時の日本軍の慰安所に関するドキュメンタリー番組制作が有力政治家からの圧力に屈したという疑いで批判されるなかでの、海老沢勝二会長の辞任だった。 

自民党幹事長代理・安倍晋三氏と経済産業大臣・中川昭一氏はNHKに従軍慰安婦に関するドキュメンタリーの内容を変えるようにNHKに迫ったと朝日新聞は報じた。

さらに、NHKのプロデューサーである長井暁氏は、「政治家からの圧力」により番組を担当していた者に「内容を変更」するよう業務命令があったと涙ながらに語った。番組で放映するはずだった、第二次大戦中の慰安婦制度は天皇に責任があるとした疑似裁判の部分や元慰安婦の証言を削除するよう命じられたと彼は言った。

  NHK、また、安倍・中川の両氏は、政治介入のあったことを繰り返し否定している。

 NHKの元政治部記者で現在名古屋の椙山女学園大学で教授としてジャーナリズムを教える川﨑泰資氏は政治圧力があったという主張を信じると言う。

 NHKには志を持った勤勉なジャーナリストが少なくないが、いまだに影響力を行使する海老沢氏の恐怖政治の下では自由にものが言えないと川﨑氏は言う。川﨑氏自身、自分が制作した故田中角栄首相の派閥に関するニュースが自民党からの圧力によって、放送中止になったという経験を持つ。川﨑氏はそのニュース制作が原因で左遷された。

他の大手メディアのトップ同様、海老沢氏も自民党の大派閥を担当する記者であった。しかし、川﨑氏は、海老沢氏が「政治記者ではなく、自分の影響力を強化した政治屋」だったと言う。海老沢氏の例のように、日本の大手報道機関は権力との癒着を長い間批判されてきた。

「(ジャーナリストとして)一番よくないのは権力者のサーバントになることです。しかし、残念なことに今日の日本のジャーナリズムは真に独立していません」と政治評論家の森田実氏は言う。「恵まれざるものに希望を与える。これがジャーナリズムの基本的な姿勢ではないかと思います。人間愛というか、ヒューマニズムというかですね。そういったものをもって仕事をするべきだと思います。また、真実を追求することが根本ではないのかと思います」

 それがジャーナリズムのルールだとしたら、日本では真剣に受け止められていないと専門家は言う。そのうえ、大手メディアはジャーナリズムと大企業との境界線をも消しているようだ。

毎日新聞、サンデー毎日に勤めた鳥越俊太郎氏は、ジャーナリズムの分野で賞を受賞し、テレビ朝日などに出演するジャーナリストであり、関西大学のジャーナリズムの教授でもある。しかし、鳥越氏は、彼の著書でジャーナリズムの倫理的問題を論じているにもかかわらず、テレビドラマに出演、また、保険会社のコマーシャルにも登場した。この矛盾に関して質問してみると、

「そんなことにいちいち答えなくちゃいけないの?」と不機嫌そうに聞いてきた。

結局、鳥越氏はコメントを控えた。また、関西大学もコメントを控えるということだ。

 また、流暢な英語を話し、TV朝日やTBSでアンカーを務めた蟹瀬誠一氏もまた株式会社日本テレコムのコマーシャルに登場した。彼もまた明治大学で教授としてジャーナリズムを教えている。

蟹瀬氏は、日本のテレビ局に勤める以前は、AP通信、AFP通信、タイム誌の東京特派員であった。
 蟹瀬氏はEメールで次のように答えてきた。
 
ジャーナリズムのスタンダードとしてはもちろん好ましいことではありませんが、私の個人的な人生の選択です。批判も甘んじてお受けします。私は神に恥じるようなことをしているとは思っておりません」

蟹瀬氏が所属する明治大学文学部はこの件に関してコメントを控えるということだ。

彼らの他にもコマーシャルに出演するジャーナリストはいる。

「言語道断ですね。文明国でジャーナリストがコマーシャルに出るなんてあり得ないことでしょう」と同志社大学でジャーナリズムを教える浅野健一教授は言う。

アメリカと異なり、日本の報道機関は彼らに対する批判を聞こうとしない。また、多くの専門家も報道機関とのつながりがあるため、彼らを批判することに消極的だという声もある。

事実、ある著名なジャーナリズムの教授は、鳥越氏と蟹瀬氏を個人的に「よく知っている」ため、彼らのコマーシャル出演に関するコメントはしにくいと私に言った。

NHKとテレビ東京でアンカーをつとめた野中ともよ氏は最も複雑で矛盾した職業上の忠誠を持っているようだ。自分を「ジャーナリスト」と名乗りながら、アサヒビール社を含む大企業3社の取締役であり、日興フィナンシャル・インテリジェンス(日興コーディアルグループ)の理事長でもある。しかも、9つもの政府の審議会や委員会の委員でもある。彼女は自分のウェブサイトに自分が務めてきた多くの委員会を記載している。彼女は米ミズーリ大学コロンビア校の大学大学院にてフォト・ジャーナリズムを学んだこともある。

野中氏は1999年国連主催のWorld Press Freedom Dayに日本のジャーナリストの代表として参加、そこで、彼女が日本の代表であることは日本における報道の自由が発展している象徴だと宣言した。

しかし、野中氏もこの記事に対するコメントを控えた。 

日本ではインターネット、ケーブル、衛星テレビの普及などにより、自国のジャーナリズムの欠点に気づき始めた人が徐々に増えてきたと専門家は言う。

また、「不況が長引く地方では、自分たちが生活する地域にかかわる情報を地方紙に頼る人が増えてきました」と森田氏は言う。また、そのニーズにこたえようとしている地方紙が「自信を持ってきました。この動きは、いずれ日本のジャーナリズムに革命的変化をもたらすことでしょう」